【うつトンネルはこうやって抜けた】今話題の"うつヌケ"の感想【田中圭一・漫画】
ども!桜庭パスタ郎(@apapway)です。
ふとタイムラインにて、話題になっていた作品「さよならのお皿」
雑誌『キッチュ』に寄稿したマンガ『さよならのお皿』が、そこそこ評判よかったのでフルカラーにしてみました。 pic.twitter.com/QGHIzoUFkQ
— はぁとふる売国奴『うつヌケ』発売中 (@keiichisennsei) 2017年1月2日
こちらを読んでから田中圭一さんを知りました。
そして、Twitterを見ていたところある一冊が話題に。
それが単行本となった"うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち"でした。
本人が語る、うつについて。
うつのトンネルの抜け方や、どうしてうつになるのかについてを漫画としてまとめたものです。
"うつヌケ"はどんな本なのか
まず、漫画です。活字がバーーッって並んだ本ではありませぬ、
うつになった人の経験談を集めて、こんなうつの人がいますよ、このような抜け方をしましたよ、というのをまとめた漫画です。
14章構成になっていて、それぞれの章でいろんな人の経験談を読めちゃう!ってもの。
なんだか辛いな、生きづらいな。
よくわからない不安や、もやもやしたものに包まれて生きているなーって感じる人は一度読んでみると原因がわかったり解決したりする手助けになるかも・・・?
うつ
鬱って書くと禍々しい気がしますね。笑
うつ。あんまりいい印象は抱かないですよね。
でもちゃっかりとした病気だし、だれでもかかる風邪のような"病気"だという認識を持っておく方が、自分に対しても相手に対しても楽になる気がしてます。
もしかしたら、みなさんもふとしたきっけでうつになったりするかもしれません。
知らぬうちにうつにはなっていたりするものだそうです。
うつだって気が付きたくないですしね。笑
特に、日本という環境においては必要以上にプレッシャーを感じたり、自分に不安になってしまったことがきっかけでうつになってしまうことが多いんじゃないかなぁ。
仕事でのプレッシャーや不安が引き金となるケースが多そう。
出る杭は打たれやすい環境下がほとんどでしょうからね。
そんなこんなでうつになってしまいました。でも、こうやってたら抜けてました。
そんなエピソードがたくさん書かれており、こういうケースがあるのかー、こういう気持ちになるのかーと知ることができました。
知っておくことって大事ですからね。
感想
いや〜これもしかしたら正直、自分も怪しいかもなって思いました。
というか、あまり自分の話は出したくない印象にありますが、思い切って出しちゃいますと
大学受験の際に浪人していたのですが、うつであったといっても過言ではないなぁと。
浪人した人に共通する通過点かも?w
勉強に対して、プレッシャーからか、なかなか向き合えませんでした。
多分、多くの人は自覚しかけても「自分は大丈夫だ、うつじゃない」と思い込んでしまう人が多いとおもいます。
やっぱり、認めたくないじゃないですか。
上記でも書いていましたが、日本という環境では「休むことは悪だ」的な風潮が蔓延していますし、必要以上に圧を感じる瞬間は多いとおもいます。
うつだと知ってしまえば動けなくなるし、周りからどう思われちゃうんだろうって気持ちになりやすい。
「休むことは悪だ」ということについては、賛否両論だし、個人的にもどちらも正しいというか、どっちにも一理あるなぁとも思ってます。
なんでもかんでも休んでもいい!ということにしてはなにもできませんし、かといっても自分を無理させて動かし続けて壊れてしまってはいけないとおもいます。
ただ自分の思考の寄り方としては、休んでもいいんだよ、という方に近いとは思います。
人生は極論、自分しか認知できないもので、自分の好き勝手に生きてもいいものだと思っていますので。
やっぱり壊れてしまったものは元には戻りませんからね。自分を大切に壊れないように守ってあげてください。
そして、抜けるコツというかポジティブシンキングな自分からのアドバイス?っぽいものでも書いておきます。
もし読んだ人が少しでも元気だせたりポジティブな思考の助けになればいいなと思います。
まず、嫌だったら、逃げてもいいんですよ。
逃げるは恥だが、役にたつ。なんて流行りましたけど、逃げるのは恥でもなんでもないケースがほとんどです。
自分を守るため、自己防衛のための戦略的撤退なのです。
何が恥か?なにがだめなのかを決めるのは自分自身です。
自分自身が納得できれば、正しいと思えればそれはそれでいいのではないかな、と。
どんな行動をとったとしても、誰かから何か言われたとしても。
ただあまりにも倫理的に違反していたりすることについてはどうか、と思いますが。
ともあれ、プレッシャーを感じるものから切り離す。逃げきっちゃう。
もうひとつ。
一度何かに没頭するみたいなのはいいと思いますね。そっちに全力で逃げたっていいんだぞ。と。
今の時代、日本に住んでいるのであれば死にません。なにしたって生きていても割と死ぬなんてことはないのですな。
極論仕事がだめなら休んで、絵を描くなりどっか行ってみるなりしてもOKじゃないでしょうか。
そんでもってブログに書いて発信してみたり、ものを買って売ってみたり。
最低限生きるだけ稼ぐなら誰だってできちゃったりする時代ではあると思います。
そして予防するには、肯定してくれる人を自分の周りにおくこと。
個人的には「いいね、素敵だね」って言ってくれる友人を、ほどよい距離感で持っておくことかなと思います。
自分の所属するコミュニティランキングで3位くらいの位置の友人ですかねw
1位は職場や学校の友人的な。
2位は上司とか先輩とかサークルの友人くらい?
3位くらいって、こう半年に一度しか会わないとか、高校の友人やら中学の友人的な?
毎日会うような人にはなかなか話せませんよねw最近だめなんだって。
とするとたまーに会う仲良しの人に相談してみるとかいいと思います。
なにかふっと元気がもらえたりするので!
あ!ひとつ注意なのはネットに潜りすぎないこと。
対人で会うことで気力をもらったりするのがコツです。
LINEでもいいっちゃいいですが、LINEをし続けるだけではなんとも解決しないような。
SNSなど、ネットを使うのは会う約束をする時だけとこころがけておきましょう。
ネットというものは割と鏡のようなもので、自分が元気ないときはそれが跳ね返ってきちゃいます。
対人であれば、自分と相手がしっかりと存在しますので、なにかしたらの刺激があるのです。
友人なんかいねーよ!って人は、友人を作るきっかけを生むためにそのへんうろうろするのもいいと思いますし、カフェで本とか読んでみても。
ともあれ人がいるところにいればなにかしらのきっかけになるかも。
それすら「しんどい、できない」って人は動ける時がくるまで待ったっていいと思います。
作中でも二年間寝てたら治った、なんて人もいましたからね。
その二年間は失ったものと捉えずに、次の1年を過ごすための充電期間だったと捉えましょうね。
いろんな人の声
田中圭一先生の「うつヌケ」
— 西村誠芳 (@NISHINOB) 2017年1月19日
自分は鬱になったことは(多分)ない。でも、これを読むと、あの時なりかけてたんじゃないのかな?という心当たりもあったりします。
口当たりは柔らかく、でも、真摯に書かれた本でした。
何らかのヒントになる本だと思います。 pic.twitter.com/AGYko4MjCU
今から十年ほど前、田中圭一氏の単行本『うつヌケ』のP33「あの時ボクはうつだった その1」とまったく同じことが自分の身に起きて、自身の異常さを確信した。自宅からたった数駅先の駅に降りられない。まるで結界が張ってあるかのごとく、その駅で降りられない。#うつヌケ
— 侍サイクル店主・目片貞明 (@samurai_mekata) 2017年1月21日
今思うと、サラリーマン時代の晩年、
— 佐山拓郎@はぐれ僧侶純情派 (@takuro_sayama) 2017年1月19日
うつトンネルの入口が
見え始めていたのかもしれない。
自己防衛装置が勝手に働いて、
僧侶の道を選んでくれたのかも。#うつヌケ
田中圭一さんも一気に知名度が広まっている気配がしますし、一度手にとって読んでみる価値はある本だと思います。
流行中の一冊とも言えましょう。
余裕だわwって思ってる人こそ、陥ってしまった時の対処法、気持ちを知っておくべきかもしれません。
お値段も1000円ぐらいとお手頃なので、サクッとぽちっといってみちゃいましょう。