【ファンタスティック・ビースト感想と評価】絶対見るべき世紀の映画【ハリーポッターシリーズ】

ども!桜庭パスタ郎(@apapway)です。

全世界待望のハリーポッターシリーズの新シリーズがやってきましたよ!
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

本日11月23日に公開され、無事公開日に見ることができました!最高でした!
今シリーズの始まりで、また魔法使いの世界に酔いしれることができますね!

さて、そんなファンタスティック・ビーストの感想と評価を書いてみます。ネタバレ有りです!
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ファンタスティック・ビースト基本情報

まずは当作品、"ファンタスティック・ビースト"の基本情報から知っていきましょう!
ファンタスティック・ビーストは、全世界で圧倒的人気のハリーポッターのシリーズに分類されます!
今作の立ち位置からみていきましょう。
ハリー・ポッターシリーズに登場する教科書の"幻の動物とその生息地"という書籍を元にJ・K・ローリングさんが新たに脚本として仕上げたものです!
スピンオフぽくありながら、新しいシリーズものとして作られました。
ファンタスティックビーストは舞台がイギリスではなく、なんとアメリカニューヨークで話が展開されます。
今までと違った雰囲気の中で魔法使いが登場することになるんですね。

主人公はハリーポッターではなく、教科書の著者であった"ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)"という人物がこの新たなシリーズの主人公となります!

また、アメリカが舞台ということで、用語が少し違っていたりするんです。
例えば、人間の呼び方が"ノー・マジ"であったりしているのです。
ノー・マジ(人間)と呼ばれる理由は劇中で説明が入りますが、"ノーマジック"の略称となります。

時間軸がハリーポッターシリーズより以前のものであるため、前日譚にあたるものになります。
また、全部で5部作になることが決定しているようです。

ちなみに原題は"Fantastic Beasts and Where to Find Them"です。
結構日本語とは違う感じですね。
日本語は"ファンタスティック・ビースト 魔法使いの旅"です。
原題だとファンタスティックビーストとどこにいっちゃったか彼ら、みたいな感じですね。笑

ファンタスティックビーストのあらすじ

魔法動物学者であるニュート・スキャマンダーは、とある目的のためにイギリスからアメリカ・ニューヨークを訪れていた。
そんな時にジェイコブという人間とトランクを取り間違えてしまう。

ニュートが所持していたトランクは、"魔法のトランク"。
中には魔法動物や彼の研究が詰まっていたのだった。
そんなトランクがノーマジである人間の手に渡ってしまい、トランクからニューヨークに魔法動物たちが放たれてしまう。

ニュートはトランクを取り戻し、魔法動物をみつけだそうとするが・・・?
その先で出会うゴールドスタインを初めとして様々な人との出会いは?

ニュートはニューヨークに放たれた魔法動物を無事捕まえることができるのか!?

登場人物まとめ

ファンタスティック・ビーストに登場する主な人物についてまとめてました!

ニュート・スキャマンダー (エディ・レッドメイン)

今作の主人公。
黄土色のベストのコバルトブルーのジャケットを羽織った魔法動物学者。
ホグワーツ魔法学校へと入学して魔法を学んでいたが、とある魔法動物の事件で人命に関わる事態になり退学をさせられてしまう。

その後世界を飛び回って魔法動物の研究や保護を行いながら、本を出版することを目指す。


エディ・レッドメインさんはレ・ミゼラブル等でも出演されていたみたいですね。
本作でも素晴らしい演技が光ります。

ポーペンチナ・ゴールドスタイン (キャサリン・ウォーターストン)

アメリカの魔法議会に所属する女性。
とある事情によって調査部から左遷させられてしまう。

今作でいうヒロインの立ち位置であると思う。

なぜか呼び名はティナ。

ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)

今作での仲間サイドの素晴らしい脇役のポジション。
なんと魔法使いではなく、ノーマジでありながら主人公たちと共に行動する。

物語の序盤でトランクを取り間違えてしまうことで物語は始まる。

クイーニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)

ヒロインのあの人の妹役。
いかにもな雰囲気の魔法使い。
人の心が読めるらしい。ちなみにイギリス人はなまりがあって読みにくいらしい。

グレイブス(コリン・ファレル)

いかにもなおっさん!って感じの人。

アメリカの魔法議会の人。

感想

正直めっちゃおもしろかったです。
さすがJKローリングさんですね、期待を裏切りませんでした!!!
結構この映画は楽しみにしていて、ハードルがあがっていたんですが、超えて行きましたね。

映画自体は2時間半あったんですけど、すごく短く感じました
ちなみに某ソーセージの映画は90分ほどだったんですけど、そっちは長く感じました。笑


実はハリーポッターは全シリーズしっかりと見ていない自分だったんですけど、そんなの関係ない!ってほどに楽しめましたね
初見者にも優しい映画の作りで、ほぼ解説いらずで楽しめます。
ただやはり随所でシリーズをしっているとにやりとできる部分も用意されていたりします。
明るめのストーリー展開でもあり、子供が見ても楽しめる作りになっています。
でもしっかりと大人でも楽しめるような伏線の張り方をしているあたりが上手いな、と思いますね。
どちらかというと昔からハリーポッターをみて楽しんでくれていた人向けな印象もあります。


自分がファンタスティック・ビーストで一番いいなと思ったのは主人公のキャラクターですね。
ニュートのキャラがめっちゃめちゃ素敵です。

すごいイケイケのキャラでなくて、どこかオタク気質があるというか理系チックなキャラクター。
趣味の合う話をだすとめっちゃ盛り上がってくれる的な雰囲気をかもしだしています。

演技によるキャラクター作りも細かいなぁと見ていて感じました。
歩き方や方向転換の仕方など。物語の最後のティナとの別れ際の演技は素晴らしい。

個人的にニュートの髪型とコートの色、デザインのバランスのいいなと思ってます。
コバルトブルーのコートに、髪の毛のオレンジがすごいマッチしてるんですよね。
色の配色もきっとすごく考えられているんでしょうけど、よい。
舞台がアメリカで近代化が進みかけている街中で彼が目立つようなデザインにしてあると思います。


また、今回は主人公サイドにノーマジ(人間)のキャラをおいておいたのはよかったと思います。
彼とともに魔法ってすごいなという気分にさせられますし、導入や説明するシーンにおいて説得力が増しますね。
舞台が魔法世界を中心ではなく、普段の街並みの中に魔法使いを登場させているので、どうしても僕たちは普段の街の雰囲気に引っ張られてしまいます。
そんなときにジェイコブがいるとあら不思議、一緒になって魔法すごい!びっくり!という体験をさせてくれます。

本作の見所

  • 映像の技術

圧巻のCG技術はやはりすごい。
友人と見終わったあとに話している感想の中でもよく出た話題が映像美のすごさ、ですね。
魔法の描写や細かい砂塵が散る場面など違和感がまったく感じません。

魔法動物もリアリティがありますし、そういった表現の幅が年々広がってきてそれを導入した映画作りをしてもらえるのは視聴者として嬉しいことこの上ありません。

  • ニュートの演技

主人公の演技はピカイチですね。
非常に独特な雰囲気をもった主人公のキャラクターをあますところなく表現しています。
彼のこだわりの表情、目線、歩き方。
ぜひ注目してみてほしいポイントです。

  • トランクの中に魔法の世界

トランクの中に部屋が広がっているというのは、夢がありますね。
ロマンですよ!魔法のロマン!
ああいうのがあると非常にテンションがあがりますね。
ハウルの魔法使いじゃないですけど、空間の次元が歪んでるとすごくロマンを感じます。
あの場所に住んでみたい!とか、入ってみたいって気持ちにすごくさせらられますね。
最初にニュートがジェイコブを招くシーン前後も個人的にはすごく好きです。


秘密の部屋、秘密基地ですね!

でもあれ、中にいる間に外から閉められると開かないんかい!っていうのはありますよね。笑

  • 魔法動物

魔法動物がとってもキュートです。
かわいすぎますね。すごくユニークです。

ニューヨークという町の舞台にああいうファンタジー要素が組み合わさるのはずるいですね。
もしかしたらぼくたちの生きる世界にもいるんじゃないか!って思わせてくれます。

木の妖精みたいな魔法動物がとってもかわいかったですね。
魔法動物というか、植物かな?

  • 強くてニューゲーム的な

主人公のニュートは最初から大人ということで、魔法使いとしてもなかなかにすごい!
最初からバンバン魔法を使えますし、ハリーのようにちょいちょい特訓していって使えるようになっていくって感じじゃありません。

移動魔法も引き寄せる魔法も修正魔法もどんとこい。
見ていて気持ちがいいですね!

彼のお兄さんは魔法戦争の英雄?らしく、ニュート自身のポテンシャルはかなりのものだと思います。
ダンブルドアも退学を引き止めるほどですからね!

映画の疑問点

  • ジェイコブの記憶はどうなった?

ジェイコブの記憶はほぼ消えてしまったと思います。
しかし、記憶を消す魔法は、"魔法に関する情報が消える"と劇中で話していました。
つまり魔法に関係する情報は消えてしまいますが、その道中で魔法に関係していなかったことはぼんやりと覚えているのでは無いでしょうか。

とすると最後のシーンで、ティナの妹と再会した時になんだか初めて会った気がしないぞ的な顔をしていてもおかしくありません。
でもロマンチックなところですよね。
運命の人ってのは何度出会い直してもビビっとくるものかもしれません。

  • グレイブスの正体役はジョニーデップじゃね?

最後の顔が、「あ、ジョニーデップやん!」感がすごかったです。
まさか、ハリーポッターシリーズに出演されるとは!こんな情報まったく出ていませんでしたね。

おそらくあんなに簡単に捕まってこのあと登場しません、なんてことはないでしょうし今後の作品で活躍してくれるでしょう。

  • 写真のリタ

おそらく、彼女はニュートがホグワーツにいた際の事件に巻き込まれてしまった人だと思います。
魔法動物の事件で亡くなってしまった、というのが筋でしょうね。

ニュートが魔法動物に関する書籍をだそうと決めているのも、彼女との約束であったりするのかもしれません。

  • オブスキュラスとは

魔法動物として認識されていたような、謎の現象?生き物?です。
魔法を制御して魔法使いの血筋がノーマジであろうとしたり、強いストレスによって生み出される魔物です。

ニュートはスーダンで出会った際の女の子のオブスキュラスをトランクでかくまっていました。
とり憑き方によっては、悪い奴じゃないのかもしれません。


  • なぜクリーデンスは長生きできていたのか

これは結構な謎ですね。
オブスキュラスに取り憑かれた場合は10歳に満たない年齢で死んでしまうとなってました。
クリーデンスはみたところ15歳くらいで、劇中でもなぜ死んでいないんだ的な話がでてました。

おそらくですが、クリーデンスの血筋は結構すごい血筋であるんじゃないでしょうか。
かなり魔力の強い血筋でオブスキュラスを制御しつつも長生きできるほどの能力があった。
もしくはオブスキュラスを取り付かせることで魔力が発言しないようにしていた、なども考えられますね。



ヒロインがおばさん問題

登場人物は全員大人なんですね、子供がいない。

で、ですね。
ヒロインはおばさんなんですよね。笑
そういうと失礼ですが、かわいい若い美女ではない、という。
や、かわいいです。かわいいです。

でももっとこうハーマイオニー的な・・・
いや!贅沢はいいません!



現実に近い世界の流行

最近の映画で思うのが、現実に近い世界感に魔法というか、非現実的な要素を加える映画が多い印象。
完全にSFや完全なる魔法の世界が舞台である映画がなんだか減ってきている気がします。

ゲームになりますが、FF15も現実世界+魔法といった具合で、そういうのが流行りなのでしょうか。
みんなの求めるものとしてそういう世界感が好まれているのかもしれません。

これはITが発展して魔法と科学が近しいものになってきている背景があるかもですね。
映画やゲームを作る上で個人的にはこういう流行はかなり意識的に作成されているんじゃないかと思いました。


今後の展開

劇中の最後でニュートは一度イギリスに帰ってしまいましたね。
となると次の舞台はイギリス・・・?
いやおそらくイギリスではないでしょう。

もう一度アメリカに戻ってくるか、他の世界各国のどこかでしょうけど、アメリカ魔法議会のふろしきも広げてしまったのでとある事情でもう一度アメリカに戻ってくることになるのだと思います。


そして人間界との衝突、アメリカ魔法議会に隠された謎、オブスキュラスの正体、グリンデルバルトとのバトル。
くー、わくわくしてきました。

劇場で見るべき一本

個人的にはDVDよりも劇場でみてほしい一作です。
魔法使いの世界の新たなシリーズの序章ということで映画好きなら見ない選択肢はないでしょう。
最近寒くなってきましたし、ぜひ劇場へと足を運んでみてください!



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