【DEATH NOTE Light up the NEW World感想・評価】これに1800円はきつい一作【ネタバレ全開】

どうも!桜庭パスタ郎 (@apapway) です!!

本日10月29日公開、
DEATH NOTE最新作である
DEATH NOTE Light up the NEW World、略してLNWを見てきましたので、
それの感想や評価を書いてみようと思います。


映画の感想

うーん、これ!おもしろくねーぞ★でした。
個人的に失礼ながら、これにお金を出したくないなぁと思いました。
見る前から正直あまり面白くないんだろうなーと思っていましたが、それを下回りました
インベスターZ的にいくと、開始25分ほどで出るような映画です。笑
前半から盛り上がりにかけていました。

DEATHNOTE

ちょっとデスノートについて振り返りをしておきましょう。
デスノートは少年ジャンプに連載されていた漫画です。
2003年~2006年まで連載されていたため、今年で原作が終了してから10年もの月日が流れていました。

それからアニメ化や実写映画化、ドラマに加えて舞台までも展開しています。

当時の人気はものすごく、何度も繰り返されるどんでん返しにわくわくさせられたものです。
圧倒的に魅力的なキャラクターたち、展開、伏線。
あの頭脳戦に誰もがしびれたことでしょう。

そんな素晴らしい設定を引き継いでしても今回の映画はひどいものでした。

ダメだったポイント

  • Lの後継者のキャラがいまいち

これがほんとに個人的にいまいちでした。
Lの後継者なんだから、もっと知的なキャラがよかったなと感じました。

多くの人があまり魅力的なキャラクターだなと思わないようなキャラ設定なんですよ。
結構うぇい〜でオラオラ感のあるチャラさを押し出したキャラだったんですが、あまり受け付けませんでしたね。もっと知的なキャラであってほしかった。
きっとみんなが望んでいた後継者は、どちらかといえばメロのようなタイプではなく、ニアのタイプだったんじゃないかと思います。
なんか適当にオラついてまして、
おれはすげえぇんだぞおぉ?あ?やんのか?おい?やってみろよwww撃ってみろよwww・・・いくぞ(キリリ
というような寒い感じに・・・。

最後の最後ですごい頭脳を使っていた、的なオチならいいんですが、それもあまりなく。
ほんとなんだったんだよ竜崎・・・。

チャラい感じにしたとしても、原作のメロの方がよかったです。
なにかと中途半端にでしたね。もっと尖らせたキャラクターがよかったです。


とにもかくにも、このキャラクターをより魅力的にできるかっていうところはこの映画の評価における大きなポイントだったと感じます。
Lの後継者、というほどですから、見ているみなさんも期待していたはず。
なんか1人で勝手にゴリゴリしているだけのキャラでした。残念すぎる。

  • 初見の人わかるの?

これ、デスノートを初めてみるひとは何がなにやらわからないのでは?と心配になってしまいました
そういうターゲット層に当ててないかもしれませんが、もう少し自然と導入や解説をいれてみたりしてもいいと思います。
デスノートのルールの説明も唐突でしたし。
初めてのデスノートを見る人も楽しめるような工夫はいれるべきです。
中身もスカスカだったので十分に入れる余裕はあったはずです。


  • 銃いらんて問題

今作は結構アクションにもこだわっていたのか、銃撃戦とかが多かったんです。

が、ぼくらが求めてるのはアクションじゃないんですよね。
もっと高度な知的なバトルです。相手をどう出し抜くのかをみたいんですよ。
もっと心理戦や、知能を使ったギミックですよ、求めているのは。

銃を撃ちまくっていましたが、やっぱりそんなのいりません。
ごり押し感がすごいです。警察の銃でゴリゴリするのはいりません・・・。
つーか日本の警察が銃持ってバンバンやってるのは違和感がありますし・・・。

銃を使って解決をはかろうとしてほしくなかった。最後まで頭脳戦をしてほしかったですね。
力押しで解決できるなら、DEATH NOTEはいりません。

でも劇中で「銃のがつえーぞ」的な発言があったのでもう、笑うしかありません。

  • みさみさいる?

なんかミサミサが出てましたがいまいちなんで出たのかわかりません。
登場する意味がなかったような

前作からの登場ってことでテンションは上がりますが、必要だったかまったくわかりませんでした。
ちょっとテレビの総集編をしっかりみておくべきでしたかね?

やっぱり映画って短い時間でしっかりいろんなことに意味をもたせないといけないと思います。
しかしこのミサの登場はあまり意味がない
正直いって無駄です、削るべき。

ただ、戸田恵梨香はかわいいし、演技すごいよかったです。かわいいし
なんていうか、こう、かわいいし、夜神月への想いっていうのはすごく伝わってきました。
せつなさはすごく出ていてよかったです

  • ベポいる?

いや、いりませんでしたよねwなんででてきたw
松坂桃李使いたかっただけなんじゃないですか?え???
こういう必要のないものを入れてよくわからなくするのはダメ。

  • 6冊使った意味

べつにこれ6冊である意味ないですよね・・・。
なんで6冊にしたんだろう。
登場したのほぼ2冊だぞ。

6冊ということにするならもっと、所有者同士の殺し合いを待っていたんですが。
6冊の所持者同士の殺し合いの方が面白く描けたと思います。
それぞれがどう出し抜いて相手のノートを奪うか、罠があるかといったストーリーのがおもしろそうです。

6冊使うにしても、きちんと使い切って欲しかったです。
てか、6冊あることでどのノートが誰の所有者なのかややこしいですし、所有者を手放すと記憶が消えるといったルールも余計に複雑になります。
だったら、3冊とかでよかったでしょう。

スケールも日本の中で収めておいたほうが現実味があったでしょうね。
世界規模となるとこれまた現実味が薄くなります。


  • 伏線があまりないのと、回収があんまりわからない

オチが弱いなぁと思います。演出は結構面白かったとは思うんですが
あ!これはこういう伏線だったのか!なんだって!?そんなまさか・・・!?
があまりありません。
え、あ、そうなの?ほおん。で?
そんな印象で終わってしまいます。


見た自分の理解力の問題かもしれませんが、竜崎が毎日所有権を放棄して記憶を消していたというトリックもおもしろくできたはずです。
記憶がない感もあまりありませんでしたし・・・・。

また、死神との絆も薄すぎでしょう。
マーサがなぜ、自分の身を消してまでも三島を助けようとしたのか。
しかもその相手は竜崎ではない。
倒すべきキラだった。
竜崎と変な絆があったわけでもないですし、むしろ倒すべき存在。
確かに死んでしまうのは困るかもしれませんが・・・。
マーサァァァ!と叫ばれても、「えー・・・そんなに・・・?」という気持ちしか沸き上りません。

  • 最後もよくわからない

なぜ竜崎は三島にたくしたのでしょう。
彼はキラだったんですよね、なのになぜ?
いくら頭が切れるとかそんなんを抜きにしても、竜崎の名前をまかせますかね。

また、デスノートがまた燃えたというオチもなんだか・・・。
結局燃えるんかいwって感じですよね。
つーか燃えちゃだめでしょwがんばったんじゃないのw

次回作に繋げたいのかもしれませんが、これ以上なにができるんでしょう。
大した伏線も貼らずに次回作は無理でしょう。

最後にライトの映像がうつって「計画通り・・・」といってますが、ほんまですかいな・・・笑

ともあれ、DVDでいい一本です。

ちなみに友人と一緒にPKと言う映画と一緒に見たんですが、PKを観終わった後にデスノートの8倍よかったと言ってました。



逆襲の天才をみると

先にLNWをみてから再度、総集編である逆襲の天才をみたんですが、これは面白すぎですね。
原作とごっちゃになっていた部分がありましたが、Lの勝利っぽく終わるのは天才です。
原作と同じレベルの面白さがありました。藤原竜也の演技も素晴らしい。
というか、原作見てた人もびっくりの展開でした。すごい・・・。
まさか自分の名前を書くことで延命するとは。

え、てかこの手法をもっかいやったみたいなオチだったわけですが、LNW。
もうほんとどうしようもないですね。

これを超えるようなトリックを考えたから脚本を作ったのならわかりますが、ますますひどさを感じました。

しかも、映画公開日の前にこの作品を放送。
期待させるようなムービーを流してアレですからね。
もうハードルを超えるどころか低いハードルくぐってますよ。




やっぱり原作が一番ですね。


同日公開のPKの感想も書いています。
www.saku-info.net



ハリーポッターの新シリーズ!
www.saku-info.net